今日は、家庭内排水管のメンテナンスについて投稿します。
家庭内排水管というのは敷地内に設備されている下水管のことを言います。あまり知らない方もいらっしゃいますが、水道の使用に関しては水道局の管理になりますので検針は水道局から委託された業者がやります。
水道局の管理ではない家庭内排水管は、自己管理になります。定期的なメンテナンスも詰まりなどのトラブルも自己でやらなくてはなりません。
排水管の各所には?
先ず皆さんに知っておきたいことは、家庭内排水管の各箇所には点検口という、とっても便利な設備が整っています。
点検口の場所は、基本的には外の敷地にあります。
台所の点検口は台所の裏、浴室の点検口は浴室の裏にあります。
洗面所、洗濯機、トイレなどの外にあります。
私は、お客様に説明をする時に点検口のことを「合図の場所」と認知していただくようにしています。
しかし点検口に関しては戸建住宅の場合です。
勿論マンションにも点検口という設備は備われていますが、共同住宅の場合は、定期清掃などが行われますので個人で考える必要はありません。
点検口をマイナスドライバーで開けて中を覗いた時に汚れが多く小蝿などが蓋の裏などに確認されたのであれば、それは清掃する合図になります。
点検口を確認する頻度に関しましては夏場と冬場くらいの感覚が理想かと思います。少なくても年末の大掃除の時には確認されることをお勧め致します。
点検口のメンテナンス方法
では、汚れを発見した際に効果的なメンテナンス方法をお教えします。
点検口を開けて見える部分の汚れはホースなどでも落とせます。理想は、家庭用高圧洗浄機などの強い水圧で落とせれば見えにくい滑りなどの汚れも確実に落とせます。
次に見えない部分の清掃に関しましては、私がお勧めしているのは業務用に薬剤です。
一昔前は、業務用の薬剤は市販で売られてはいませんでした。素手や間違って目などに飛んでしまった場合に傷害になり得るからです。
業者でも免許証などを提示して企業名などを提示しなければ買えなかったくらいです。
しかし今ではネット通販で簡単に買えてしまいます。取り扱い方もYouTubeなどで水道業者が分かりやすく説明されているので安心して使用できるようになったのではないでしょうか!
ピーピースルーK
薬剤にも種類があります。製造メーカーによって効果や金額に違いがありますが、私がお勧めしている業務用薬剤は「ピーピースルーK」という商品です。
同じメーカーでも用途などによって内容が変わります。私は一般的に使いやすいと思ったものが水と混ざることで効果が出る「ピーピースルーK」というものです。
排水溝からお茶碗一杯分くらいの量を流し、後から水を流します。
その時の注意点として水は桶に溜めたものでも蛇口から出したものでも構いませんが、少しずつ流すようにしましょう!あまりに大量の水を流してしまうと大事な薬剤自体が効果を出す前に流れてしまいます。
以前、福岡市で対応した排水管つまり作業の際にお客様にお教えしましたが、半年後に蛇口の水漏れで伺った際に薬剤洗浄の方法を見たら大量に水を流していました(笑)全く効果がない訳ではありませんが、勿体ないパターンです!
どうせ使うなら最大限に効果を得られるような使い方が必要です。
又、業務用薬剤のピーピースルーはトイレつまりや浴室、洗面所などの詰まりのトラブルの時も活躍します。詰まってしまっている場合の使用方法は通常時とは多少異なります。
例えば、トイレが詰まっている時は少し時間をおいて便器内に溜まっている水の水位が下がってからの方が効果的です。なるべく水位が低い位置の時に薬剤を流し、後から少しずつ水を足していきましょう!
自身でのメンテナンスの注意点
ピーピースルーや他の薬剤などを扱う際は、必ずゴム製の手袋とマスクを着用しましょう!
水の救急士では、住宅の排水管つまりを迅速に対応します。お客様の不便な時間をいち早く解決できるように深夜でも昼夜問わず対応できるように準備をしております。
家庭内の下水詰まりの際は、先ずはご自身で出来ることを調べて見ましょう!トラブルが解決できない時は、お気軽に水の救急士にお問い合わせください!
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